多くの人がなにげに利用しているEメールですが、その背後で活躍する技術の一つにSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)があります。SMTPプロトコルがどのように機能しているかなんとなく分かっている方、メールの仕組みについてほとんど分からないという方に向けて、SMTPの基本から、その動作方法、さらにはセキュリティ面での考慮事項まで、SMTPプロトコルについて詳しく解説していきます。
IT担当者なら一度は耳にしたことがあるであろうDMARC, DKIM, SPF。なんとなく分かってはいるけど今更聞けない、メールセキュリティを確保するための3つの重要なメカニズムであるSPF、DKIM、そしてDMARCについて解説します。
SaaSアプリケーションのSSO(Single Sign On)に使用されるアイデンティティプロバイダー(IdP)のセキュリティが、ますます複雑かつ高度な脅威にさらされています。2024年2月29日、サイバーセキュリティ企業であるSemperisのリサーチャーが新たな攻撃手法である「Silver SAML攻撃」を発見しました。
クラウドコンピューティングの普及により、ビジネスの運営方法が大きく変化しています。この変化は企業がデータを保存し、アクセスする方法に革命をもたらしましたが、同時に新たなセキュリティリスクも引き起こしています。ここで重要な役割を果たすのがCASB(Cloud Access Security Broker)です。CASBと言われても何それ?という方も多いと思うので、本記事では、CASBの基本概念とその重要性、主な機能とメリット、選び方と導入時の考慮点、そしてCASBがクラウドセキュリティの未来にどのように貢献するかについて掘り下げていきます。 CASBの基本概念と重要性 CASBは、クラウドサービス利用者とクラウドサービスプロバイダー間のセキュリティポリシーの執行を仲介するセキュリティツールです。これを例えるならば、空港のセキュリティチェックに似ています。空港でのセキュリティチェックが不正な物品が飛行機に持ち込まれるのを防ぐように、CASBは不正なデータがクラウドにアップロードされたり、不正な方法でダウンロードされたりするのを防ぎます。つまり、企業のデータが安全な「旅」をするためのゲートキーパーのような役割を果たすのです。 企業がクラウドサービスを通じてデータをやり取りする際、CASBはそのデータの可視性を確保し、セキュリティポリシーに従ってデータを保護します。クラウドの普及により、データへのアクセスがいつでもどこからでも可能になったため、セキュリティ管理が従来以上に複雑になりました。CASBはこの複雑さを解消し、企業がクラウドサービスを安全に利用できるよう支援します。 CASBの主な機能とメリット CASBは、データセキュリティ、脅威防御、アクセス制御、可視性とコンプライアンスなど、多岐にわたるセキュリティ機能を提供します。 データセキュリティ:データの暗号化や損失防止(DLP)機能を通じて、企業データの保護を強化します。 脅威防御:不正アクセスやマルウェアといったサイバー攻撃から企業を保護するための高度な検出と対応機能を提供します。 アクセス制御:不正なデバイスやユーザーのアクセスを厳格に制限し、認証されたユーザーのみが企業のリソースにアクセスできるよう管理します。 可視性とコンプライアンス:クラウドサービスの利用状況を監視し、企業がコンプライアンス要件を満たしていることを確認します。これはシャドーITの検出と管理にも役立ちます。 これらの機能により、企業はクラウドサービスを利用する際のセキュリティリスクを軽減することができます。 CASBの選び方と導入時の考慮点 CASBを選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。 企業のニーズの特定:自社のクラウドセキュリティニーズを正確に把握し、それに合った機能を提供するCASBを選択します。 市場における主要なCASBプロバイダーの評価:業界のベストプラクティスを参考にし、信頼できるプロバイダーを選ぶことが重要です。 インテグレーションと運用:既存のセキュリティインフラとの統合性や、運用のしやすさも選定基準となります。 CASBの選び方と導入時の考慮点を検討する際、GartnerのMagic…
世界中のウェブサイトで42%ほどのシェアを持つと言われているWordpressで利用可能なPlugin、WordPress LiteSpeedにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が見つかりました。
サイバーセキュリティ企業であるGuardioが実施した調査により、MSN, VMware, McAfee等を含む8,000以上の有名ブランドのドメインおよびサブドメインが、巧妙なスパム作戦である「SubdoMailing」によってハイジャックされていることが判明しました。
2024年1月、VMwareが自社の50を超える製品に対する永続ライセンスの提供を終了すると発表したことは、テクノロジー業界に少なからず衝撃を与えました。
サイバーセキュリティの世界では、常に新しい概念や技術が登場していますが、その中でも特に注目を集めているのが「ゼロトラスト」です。しかし、この言葉を耳にしても、実際ゼロトラストって何なの?と思う人も多いはず。
OpenAIが開発した最新のAI技術「Sora」が、テキストからリアルな動画を生成することにより、デジタルコンテンツ制作の世界を大きく変えてしまうのではないかと話題です。
TatsInVietnam
ベトナムのホーチミンでITインフラ構築や運用をやってる人。CiscoのASAやCatalyst、Azureが得意。CCNP, Certified Ethical Hacker
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